不動産を購入する場合、海外と国内がありますが、投資として考えた時、今人気が高いのは海外の不動産投資です。そもそも、国内資産は円安などの国内経済の影響により海外への移動が進んでいることから、海外不動産への投資は注目を集めているのです。その上で、海外の不動産は、国内不動産と比較した場合、資産価値が高騰する可能性もあり、また資産価値も下がりにくいという事から、投資家・資産家・富裕層の節税対策としても広く検討されています。

しかし、中には不動産を海外で購入・投資し、失敗したという事例も多くあります。その理由はどこにあるのでしょうか？　それは、その国の経済事情や不動産の情報について、より深く調査検討していないという点にあります。多くの失敗例は、国内不動産投資と同じレベルで考えてしまっていることに大きな問題があるのです。確かに同じ不動産ですから、ある程度は共通する部分こそあるものの、根本的に違う投資であると考えるべきでしょう。ですから、「国内不動産の投資経験があるから、セミナーなんて参加しなくてもいい」と考え、自己流で投資をするのは、あまりにも危険な行為と言えます。

国内の不動産と海外の不動産における投資の差をしっかりと理解した上で、当たり前のこと、例えば中長期的な収益の計画、将来の資産価値の予想、税金対策などを行い、その上で初めて投資を行うべきなのです。

不動産は海外でも国内でも投資に大きな費用が必要となります。失敗するたびに資金を引き揚げていたのでは、いつまで経っても資産を育てることにつながっていきません。焦る気持ちはわかりますが、充分な準備と計画を行った上で、実際に投資を進めることを強くお勧めします。

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