海外の投資で近年、最も話題性の高い投資が不動産投資ですが、中でもマレーシアの不動産は、東南アジアの新興国の中でも人気のある物件が多いとされています。不動産自体は、個々の資産価値に左右されることが多いため、マレーシアだから不動産の価値が高まるというわけではないのですが、それでもマレーシアはメディアで取り上げられたこともあるように、注目されていることは事実です。

海外不動産投資において人気の新興国・マレーシアは、かつて農作物・鉱物の輸出や観光業などの軽産業・二次産業に頼る中小国家のひとつに過ぎませんでした。しかし、それが一変して、発展が期待される新興国へと変貌を遂げるわけですが、その理由はどこにあったのでしょうか？

まず第一に、主産業を工業とすることに成功した点にあります。特に重工業については、国内外の関係が国の政策によって強く推進され、海外製造所の誘致なども手伝って、自動車産業については頭角を現しつつあります。

また、もうひとつのターニングポイントは、ＩＴ先進国としての政策です。国の政策においてＩＴインフラが整備され、世界に名だたるコンピューター企業の生産拠点を確保することに成功したり、地元のＩＴ企業が次々に成功を収めるなど、一定の成果を出しつつあります。

このように、急ピッチで発展を遂げ、しかも新興国としての地盤作りを着々と進めるマレーシアには、不動産に限らず多数の資金が流入します。その一環として、不動産投資の対象としてマレーシアが選択されているのではないでしょうか。

海外の不動産投資は、タックスヘイブン、つまり税制面での優遇による資産管理の意味合いもありますが、積極的な投資、つまり運用による収益確保の面もあります。マレーシアのような新興国の不動産への投資は、明らかに後者の収益を企図したものと言えるでしょう。

ただし、急速な発展を遂げ、新興国として個人・国家問わず多くの資金が流入するマレーシアといえど、規模としては未だ他の新興国には及ばない、不安定な部分もあることは事実です。ＧＤＰという視点で言えば、シンガポールの水準に及びませんし、３０００万人程度の小規模多民族国家であることから、政策で経済状況が変わる不安は常につきまといます。

こうした情報をタイムリーに入手し、的確な判断をする上では、充分な知識をもって投資に臨まなければなりません。何の勉強もせず、情報のパイプも持たず、ただマレーシアが国として人気があって成長しているから投資をしたというのでは、大切な資産を失いかねません。

資産ゼミナールでは、こうした新興国の情報についても豊富かつタイムリーに取り揃えており、随時セミナーなどで情報提供を行っています。マレーシアの不動産投資のことならば、ぜひ一度資産ゼミナールへご相談下さい！