投資信託は、少額から始めることができ、中長期で大きな資産形成を目指す手堅い投資の代表格として人気がありますが、他の投資と同様、必ずしも元本が保証されている訳ではありません（元本保証型の投資信託も存在します）。ですから、初めて投資信託をする場合、色々な不安や疑問があると思います。しかし、誰にでも初めてはありますので、時には思い切って投資家への道を踏み出してみることも大切です。

投資信託は、そんな投資が初めての人に特にお勧めの投資とされていますが、その理由は「専門家が運用」する点にあります。投資について豊富な知識・経験・実績、そして情報ネットワークを持った、いわばプロフェッショナルの投資家が、あなたの投資した資金を、収益を上げるために運用してくれるわけです。そのため、投資信託を始める人は、投資自体が初めてというケースが多く見られます。

しかし、近年では、そんな投資初心者以外にもその魅力を再認識されるようになっています。それは、日本の経済情勢、そして投資の天井です。上向き傾向・回復傾向にあると言われている日本の景気ですが、リーマンショック以降、数値的には回復しているように見えるものの、実態としては体感できている人は少ないと言うのが現状ではないでしょうか。そして、税制度などの問題により、どんなに投資で収益を得たとしても、それを資産として残すことが困難なのが日本の特徴です。

ですから、海外に活路を見出すべく、他の投資・資産運用と並行して投資信託を行う富裕層・資産家が増えているのです。海外の投資信託であれば、海外の株式や国債、不動産などに対して簡単に投資することができます。その上で、不動産投資などの方法で海外に資産を移し、日本国内にあるリスクを分散するというのが、ひとつの方法として注目されつつあるのです。

もちろん、投資信託もしたことのない、初めて投資を行う人にはハードルの高い話かもしれませんが、投資信託が将来性のある投資であることは言うまでもありません。

ただ、それは充分な知識やノウハウ・テクニックを習得したという前提があってのものです。投資の専門家が代わりに運用してくれるとは言え、あなた自身に投資・資産運用の知識がなければ、資産を守ることはできません。

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